今週はアメリカが待ち望んでいた週、大統領選挙の週です。
私はアメリカ人ではありませんが、私の妻と生まれたばかりの息子はアメリカ人です。それだけに、日本人でありながら今回の選挙はとても興味があります。
「プライベートでは政治の話はタブー」とアメリカではよく言われます。しかし、政治は非常に個人的なもの、つまりプライベートなものだけに当選した政治家によって国のルールが変わってしまうとなると、国民にとって政治に興味を持ち、時として声をあげ、行動に出ることはとても大切なことです。
アメリカが世界で最も強力な国であるならば、それこそ世界でも誰もが認めるリーダーとなるべきです。だからこそ次に大統領になる人はすべての人を平等に扱い、より公正な社会を創造できる機会を一人ひとりに与えて欲しいと私は思います。そのような観点から、私はより強く、より包摂的で、より思いやりのある社会を創造する候補者を応援しています。肌の色には関係なく、人として聡明で、リーダーシップがあり弱い立場の人の声を聞き、共に歩みを進めることができる候補者です。真に強い人は誰にでも優しく接することができるからです。
女性のリーダーシップ
世界の人口の半分以上が女性であるという事実は、女性達の声を代表する立場の人が半数はあっても良いのではないでしょうか?
スペイン、オランダ、エジプト、ベルギー、ロシア、日本、そしてもちろんアメリカを含め、100を超える国々が女性を大統領や首相として選出したことはありません。世界で最もジェンダーに平等と言われているアイスラドでさえ、歴史を紐解いて見ても女性が首相に選出されたのはわずか2人だけであり、大統領に就任したことがある人はたったの一人なのです。
一般社会において、上級管理職に女性が少ないということは、自然に男性を支持する、男性にとって有利なシステムが機能することを意味します。
このようにシステムの中に組み入れられてしまった性差別は強力です。 すでに私たちの社会に深く根付いているからです。
それを新しいシステム(ジェンダーに平等という)に再構築しようとすると、現状では非常に厳しいと感じています。男性がそれをリードしようとしても…
新しい時代には新しい考え方システムが必要となります。しかし、今までの既成概念があるために新しい意見は異端と見られます。しかし、真実が一つなら異端はいずれ正論となりますが、何もしなければ何も変わらないのです。だから今、歩みを始める、異端から正論にという行動が大切なのだと信じます。